複数の医療機関にかかっているとき

 複数の病院にかかっていて、ある障害が発生した場合に、どの病院に責任があるかが問題となることがあります。

両方の病院に過失があるとき(過失の競合)

 2か所の病院がかかわっていて、両方の病院の医療行為に注意義務違反があり、これが共同したことにより結果が発生したときは、共同不法行為が成立し、両方の病院が責任を負う可能性があります。
 3か所の病院にかかった事案で、3か所の病院の過失を主張して訴訟提起したもので、最初の病院の過失を否定し、2番目の病院に不適切なところがあったと認めながら結果との因果関係が認められないとして責任を否定し、最後の病院のみ責任を認めた判例もあります。

検査機関が間違った場合

 病院から検査機関に検査を依頼することがありますが、依頼された検査機関の検査結果が間違ってた場合に、検査機関は、病院の補助者であるので、間違った結果から生じた結果について責任を免れることはできないとした判例があります。

弁護士にご相談下さい

 複数の病院がかかわっている事案で、各病院の過失が疑われる場合には、各病院のカルテを入手し、各病院の責任を検討する必要があります。

 このようなケースでお悩みの方は、弁護士にご相談下さい。